こんにちは、Good Labの羽田です。
「受託開発って、なんだか難しそう…」
「どうやったら、お客様から次の仕事を任せてもらえるんだろう…」
SES営業や会社を経営していると
そう感じたことがある方もいるんじゃないでしょうか。
うちはもともとSESをメインにやってきた会社ですが、
最近、受託の案件も少しずつ進めています。
今回は、その受託案件がどうやって生まれたのか。
そして、お客様から信頼していただき、
次の仕事につなげるために何を意識しているのかを、
現役でコードを書いている僕の立場から話していきます。
受託に限らず、
「仕事を任せてもらえる人」になるための話でもあります。

目 次
きっかけは、1年ほど前にさかのぼります。
当時、社内で「kintoneのカスタマイズ支援をやっていこう」という動きがありました。
テレアポから始めて、
「御社で、何か困っていることはありませんか?」
と、お話を伺うところから入っていたんです。
今回依頼をいただいたお客様も、そのときにお話しした一社でした。
ただ、当時は「別のシステムを作りたい」というお話で、
求められるレベルもかなり高かった。
正直、当時のうちの規模では対応できないと判断して、
結局、契約には至りませんでした。
転機が来たのは、先月ごろ。
そのときの担当者の方から、ふと電話がかかってきたんです。
「最近、忙しい?」
「ぼちぼち頑張らせてもらってます」
そんな会話のあとに、
「一度、うちに来て話を聞いてほしい」と声をかけていただきました。
話を伺ってみると、
今度はまさに、当時お話ししていたkintoneまわりで困りごとがある、と。
そこから、今回のご支援が始まりました。
そのときはうまくいかなかった商談も、
ちゃんと「縁」として残っていたんです。
いまでは「別の仕事もお願いしたい」と言っていただいていて、
ここからさらに広げていけそうな手応えもあります。
とはいえ、受託の仕事は簡単ではありません。
入ってすぐに、「これをお願いしたい」と依頼が来ます。
お客様が使っているツール。
動いているシステム。
それがどういう設計になっているのか。
そのあたりを、本当にスピード感を持って読み解いていかないといけない。
仕様を理解して、
それを実装に落とし込んでいく。
ここは、かなり大変でした。
もう一つ。
作業を進めるうちに、方針を切り替えないといけない場面も出てきます。
今回も、お客様が指定した方法でいけるだろうと思って進めていました。
でも、進めていくうちに「これじゃうまくいかない」と分かったんです。
そこから、
「これでいけるか?」
「あれならどうか?」
と頭をフル回転させて、試行錯誤。
最終的に、お客様が望んでいるものを形にすることができました。
この経験を通して、改めて思ったことがあります。
いかに早くキャッチアップできるか。
これは受託に限らず、
「仕事を任せてもらえるかどうか」に直結するんだと。
じゃあ、どうすればキャッチアップが早くなるのか。
やっぱり一番は、経験です。
どれだけ修羅場を乗り越えてきたか。
これは正直、大きいと思います。
ただ、ただ場数を踏むだけではありません。
いろんなプロジェクトに参画するなかで、
「どれだけ早く成果を出せるか」を意識して動く。
そのためには何をすればいいかを、自分で考えて動く。
そうやっているうちに、
この力は身についていくんじゃないかと思っています。
あえて、スピードが問われる現場で経験を積む。
これも一つの手です。
自分の価値や、できることを広げていくうえで、
そういう環境は、決して悪くないと思います。
ここで、よく聞かれる質問があります。
「SESがメインなのに、なんで受託もやってるんですか?」
理由は、大きく2つあります。
一つ目は、「育てられる環境」を作るためです。
自社で案件を持っていれば、
開発経験があまりない人でも、参画できる可能性が出てきます。
たとえば、組み込みからWeb系に移りたい人。
こういうスキルチェンジの場合、
市場では「未経験」扱いになってしまうので、
いきなり外の案件に入るのはなかなか難しい。
でも、自社に受託案件があれば、
そこで経験を積んでもらいながら、ちゃんと育てていけるんです。
二つ目は、「ポジションの幅」を広げるためです。
受託で複数のプロジェクトが走れば、
それを管理する人が必要になります。
これまでSEとして動いていたメンバーが、
次はPLやPMとして働いていける。
そのポジションを自社で作れるのは、大きな強みだと思っています。
もちろん、大変な面もあります。
上流からテスト、運用まで。
そのすべてを自社のメンバーで担わないといけない。
でも、それを作り上げられたら、
メンバーそれぞれが、それぞれのポジションで経験を積める。
いろんな人にとってメリットがある環境になる。
だから僕は、受託をちゃんと確保して、広げていきたいと思っています。
今回の案件で、僕が意識していたことがもう一つあります。
それは、「やったことの効果を、見える形にする」ことです。
お客様の担当者の方は、
「この案件でどれだけ改善できたのか」を、経営者に説明しないといけない。
そこで、実際にどれくらい工数を削減できたのかを僕の方で算出して、
お客様に見ていただくこともしていました。
システムを作って終わり、ではなくて、
お客様の負担まで減らす。
そこまでやってはじめて、「次もお願いしたい」と思ってもらえるんじゃないかと思うんです。
工数が削減できた。
悩みが解決できた。
そういう結果を残せれば、お客様にも満足していただける。
そして、「この会社なら任せられる」という信頼が生まれて、
次の案件につながっていく。
地味ですが、
信頼はこういう積み重ねでしか生まれないと思っています。
今回は、受託開発についてお話ししました。
いかにお客様から信頼していただき、
いろんな仕事を任せてもらえるか。
そこにつながるのは、
早くキャッチアップすること。
そして、結果をきちんと届けること。
その積み重ねだと思っています。
Good Labでは、SESだけでなく、
受託を通して育てられる環境も整えています。
「スキルチェンジしたい」
「もっと開発のスキルを伸ばしたい」
そういった方も、
まずお気軽にご相談ください。